まさか自分が被災するとは思わなかった!
近年地震や大雨、台風などいざという時が増えているように感じます。
実際に被災しないと当事者意識はわかないものですが、以前勤めていた会社で防災用品を整備し、「備えあればうれいなし」ということを身をもって実感したので一般家庭でも必要なものをまとめてみました。
2019年10月12日に上陸した台風19号HAGIBIS。
幸いにも無事でしたが、私も被災する覚悟をしなければならないほどのレベルの警報が鳴り、かなりひやっとしました。
自身は予知できませんが、台風は用意の時間があります。
ただし、ギリギリに準備をすると物資はどこも特需で品切れとなってしまいます。
台風が迫っているのに探しまわるのに無駄に時間をとったり、必要なものがなくて不安になるのってすごく嫌ですよね。
何もないのが一番ですが、今後も何が起こるかわからないので参考になれば幸いです。
この記事はこんなあなたにおすすめです
- 災害のニュースを見るけど自分には関係がないと思っている
- 備蓄はしていない
- 何を備蓄すればいいかわからない
セットになっているものもあるので一つあると便利!
目次
家庭用おすすめ防災グッズ
家庭用防災グッズはお家によって様々です。
人数、想定日数、様々な天気や気温に対応できるように
防災の時に必要なのは大きく分けて5つ。
- 食料&飲料
- 応急処置用品
- 避難用品
- 滞在用品
- 衛生用品
食料&飲料10選
災害で電気が止まった場合、冷蔵庫は使えなくなります。
ということは生ものは早く食べないと腐ってしまうし、日持ちのできるものが好ましいですよね。
もし水道やガスも止まってしまったら調理もできません。
何はともあれ必要になるのが水です。
台風前は2リットルの水、菓子パン、カップラーメンがどこも売り切れていました。
菓子パンは短期用には向いていますが長期保存が難しく、カップラーメンは電気やガスが止まったら食べられません。
そんな時に便利なのがすぐに食べられる長期保存食のパンやご飯です。
3日分から1週間ぶんくらい用意しとくと安心です。
同じものだと飽きてしまったり栄養にかたよりが出てしまうので、何種類かバリエーションがあるといいでしょう。
- 長期保存の水
- 長期保存のパン
- 長期保存の米
- 長期保存のお菓子
- 長期保存の野菜ジュース
- ラップ
- ラテックス手袋
- 紙皿
- 紙コップ
- 使い捨てスプーンなど
どんなものがあるのか細かく見ていきましょう!
- 長期保存の水
長期保存用の水なら安心です。 - 長期保存のパン
- 長期保存の米
- 長期保存のお菓子
災害時はなかなか食料が手に入らないこともあるので何パターンか揃えとくと安心です。
- 長期保存の野菜ジュース
最近では長期保存用の野菜ジュースもあるので栄養面も考えるとあると安心です。 - ラップ
食料の保存用だけでなくお皿に敷いて使えば断水の時も洗い物いらずです。
また水漏れしてしまった場合の応急処置やトイレの逆流対策にも使えます。 - 紙皿
こちらも断水時などに - 紙コップ
- 使い捨てスプーンなど
- ラテックス手袋
こちらも断水した時などに手洗いの必要がなく食料を取り分けたり調理することができます。
応急処置用品1択
いざという時にあると安心なのがファーストエイド、応急処置用品です。
アウトドア・登山にも使えるので1つあると便利です。
- ファーストエイド
避難用品15選
いざ避難が必要になった時に必要なのが身を守るものです。
避難最中に必要なヘルメットや軍手、雨具などを持っておくと安心です。
また、避難所では物資が足りないこともあるので持っていけるものは持参するといざという時に困りません。
- ヘルメット
- 軍手
- 雨具
- 防水スマホケース
- 常備薬
- 災害用マップ
- 避難用マット
- 充電器
- たこ足配線
- イヤフォン
- 耳栓
- マスク
- アイマスク
- 簡易スリッパ・クロックスなど
- 防水持ち出し袋
こちらも細かく見てみましょう。
- ヘルメット
- 軍手
- 雨具
雨具はしまっておくだけではもったいないので、できればアウトドアグッズなどしっかりしたものがあると日常使いもできて便利です。 - 防水スマホケース
- 常備薬
避難所では薬も何があるかわかりません。特に大人数で避難する場合などはストレスから頭痛や腹痛を起こしてしまうこともあると思うので常備薬は持っていた方がいいです。 - 災害用マップ(各自治体や自分の地域のハザードマップ)
- 避難用マット
- 充電器
- たこ足配線
避難所で電気が通っている場合はプラグの取り合いになるのであると便利です。 - イヤフォン
- 耳栓
- マスク
- アイマスク
- 簡易スリッパ・クロックスなど
- 防水持ち出し袋
滞在用品13選
避難するまでもないけれど長期で自宅待機をしなければならない場合。
電気が切れる、水道・ガスが使えないことを想定すると色々必要になってきます。
- ソーラー充電式ラジオ
- 懐中電灯やランタン
- 電池
- ろうそく
- チャッカマン
- ブルーシート(ガラスが割れたり水漏れなどの対策)
- 養生テープ
- ゴミ袋
- 保温グッズ
- ホッカイロ
- 発電機
- カセットコンロ
- ガス
- 暖房器具
- 扇風機など
詳しく見ていきましょう。
- ソーラー充電式ラジオ
- 懐中電灯やランタン
- 電池
- ろうそく
長時間持つろうそくがおすすめですが、懐中電灯などを持っていて予備に持っておきたい場合はアロマキャンドルもおすすめです。
通常時は部屋のインテリアになりますしリラックスする香りを選べばストレスの緩和もできます。またビンなどに入っていてそのまま火をつけるだけなものも多いので安全面も安心です。 - チャッカマン
- ブルーシート(ガラスが割れたり水漏れなどの対策)
- 養生テープ
- ゴミ袋
- 保温グッズ
避難所などの生活音はストレスになるようなので、音がカサカサならないアルミの防寒グッズが高評価でした。 - ホッカイロ
- 発電機
- カセットコンロ
- ガス
- 暖房器具
- 扇風機など
- 簡易トイレ・トイレ凝固剤
- ゴミ袋
- オムツ・生理用品
- 体拭きシート(人間・ペット用もあり)
- 水のいらないシャンプー
- 速乾タオル
- マスク
- ウォータータンク
- 歯磨きシート
日本の避難所はプライバシーが配慮されていないところが多いので生理用品やプライバシーのための毛布などもあった方が良いでしょう。
避難所での性犯罪の話もあるようなので
- 子供を一人で歩かせないようにする
- 女性も単独行動を避ける
方が良さそうです。
実際に避難した方々の体験談や自宅待機の対策
避難所であったら便利だったもの体験談
自己避難での避難所では足りない物資もあるのでご飯や滞在用品は持参が必要です。
昨日は避難所に泊まっていました
生まれて初めての避難所泊まりで、知らなかったことが多かったので家族や友人に教えたい!と思ったことをまとめてるうちに、せっかくなので漫画にしておきたくなったやつ
定番・必須の避難用品のほかに、こういうもの持ってくと便利だよ!という内容#台風19号 pic.twitter.com/QqLRUwC43A
— ちー (@cicirll) October 13, 2019
https://twitter.com/yucky1313/status/1182990703430778880
https://twitter.com/irodoriovo/status/1183371337110175746
洪水・浸水対策に水嚢
土嚢ってすぐに手に入らないですよね。
そんな時はゴミ袋とビニールシート、ダンボールで水嚢が作れます。
またトイレやお風呂の下水の逆流対策にも使えます。
普段簡単に手に入るもので作れるので、保管場所も困らないのでおすすめです。
簡易水嚢を使った家庭でできる浸水対策。埼玉県上尾市資料よりお借りしました。 pic.twitter.com/5QgDCsmJd8
— 岡田亜紗美 (@okada_asami) October 10, 2019
https://twitter.com/yutako55/status/1182174770990706688
逆流防止水嚢だん pic.twitter.com/E5AYrVCvEm
— BelL (@_BelL03) October 11, 2019
他にも露取りシートや濡れタオルなどで窓やドアの隙間を埋めるのも効果があるとか。
窓ガラスの破損、破片飛び散り対策に養生テープを米ばり!
養生テープで窓ガラスに、漢字の「米」のマークを描くように貼ると、何かが飛んできて窓が割れてしまっても破片が飛散するのを防ぐことができます。
また、ガラスの内側に段ボールなどを挟み込むのも補強にはおすすめです。
今回の台風ではどこも養生テープが売り切れていました。
通常のガムテープや布テープでも代用ができますが、台風が去った後の片付けが大変なので養生テープを普段から用意しておくと便利です。
人気のマスキングテープではちょっと心もとない感じがします。
段ボールはいざという時に便利で使い終わっても気兼ねなく捨てられるので配送が届いたダンボールを少し保管しておくと便利です。
A team【災害対策本部】
災害時の備え💡
○養生テープ
台風や地震など大規模な災害時
物が飛んできたり窓ガラスの破片が飛び散るおそれがあります。ガムテープでもいいですが
はがしやすい養生テープがおススメです。貼り方は ✖️ 十字 枠 です
— A team【災害対策チーム】 (@Ateam20190928) October 10, 2019
養生テープなくてガムテで代用して窓ベタベタになっちゃった人、
ハンドクリーム使って落とすとベタベタなくなるよ
試してみてね pic.twitter.com/jvexW75Pye— 卍TKG卍 (@Tkg_H_0310) October 13, 2019
家庭用防災備蓄場所の候補は?
備蓄を揃えた時に考えなければならないのが保管場所です。
- 備品はできればまとめて保管する方が点検・保管・発見がし易い。
- 一方で、倒壊などにより物資にたどり着けないリスクの計量が必要となる。
- 緊急脱出の想定も必要である(それに分散保管は対応するか)。
長期保存をするものなのでなるべく陽の当たらない場所かつ湿気が少なく邪魔にならないところが好ましいです。
- 玄関近く…非常時に持ち出しやすい
- クローゼットの中…湿気に注意
- ガレージや物置など…湿気に注意
一箇所が難しい時はトイレ用品はトイレ、食品はキッチンなど用途によって分ける、など
なるべくまとめておいて1年ごと、例えば9月1日防災の日などに点検するのが好ましいです。
普段頻繁に使いませんがいざという時にすぐ取り出せるところに置いてご家族で情報を共有することが望ましいです。
家庭用防災備蓄チェックリスト例
備蓄の手配ができたら耐用年数などを確認できるリストを作ると便利です。
必要数量などを記載しておけば足りなくなった時の補充もしやすくなります。
以下は12人で3日過ごすことを想定して作成したので、4人で約10日間想定の内容です。
最低限のリスト一例
|
アイテム |
数量目安 |
耐用年数 |
A.避難用品 |
|||
A-1 |
懐中電灯 |
5個(部屋数分) |
長期利用可能 |
A-2 |
LEDランタン |
1個(在庫あり) |
長期利用可能 |
A-3 |
救急セット(包帯、絆創膏、消毒液など) |
1セット |
3年 |
A-4 |
胃腸薬 |
1箱48包 |
3年 |
A-5 |
解熱剤 |
1箱60錠 |
3年 |
A-6 |
乾電池単3(20本セット) |
20本 |
3年 |
A-7 |
乾電池単4(16本セット) |
27本 |
3年 |
A-8 |
寝袋型アルミシート |
人数分 |
5年 |
A-9 |
ろうそく(太・6本セット) |
6個 |
10年 |
A-10 |
使い捨てカイロ(10枚セット) |
36枚(12人×1枚/日×3日) |
3年 |
A-11 |
マスク(60枚) |
1箱(60枚) |
長期利用可能 |
A-12 |
手回しソーラー充電ラジオ |
2個 |
長期利用可能 |
A-13 |
ヘルメット |
人数分 |
長期利用可能 |
A-14 |
軍手(12組セット) |
人数分 |
長期利用可能 |
A-15 |
レインコート(上着) |
人数分 |
長期利用可能 |
A-17 |
ビニールシート |
2枚 |
長期利用可能 |
A-18 |
地図 |
1個 |
長期利用可能 |
A-19 |
ガムテープ |
1巻 |
3年 |
A-20 |
持出袋 |
長期利用可能 |
|
B.滞在用品(水・食料など) |
|||
B-1 |
水(2l×12本) |
108l(12人×3l/日×3日) |
5年 |
B-2 |
アルファ化米(12食セット) |
36食分(12人×1食/日×3日) |
5年 |
B-3 |
長期保存用パン(24食セット) |
36食分(12人×1食/ 日×3日) |
5年 |
B-4 |
長期保存用ラーメン(3種12缶) |
36食分(12人×1食/ 日×3日) |
5年 |
B-5 |
ビスコ(30個入り×2缶) |
60個(12人×3日) |
5年 |
C.滞在用品(調理) |
|||
C-1 |
携帯用ガスコンロ |
1台 |
長期利用可能 |
C-2 |
カセットガス |
3本 |
7年 |
C-3 |
チャッカマン |
2個 |
長期利用可能 |
C-4 |
紙皿(深さ13cm、350cm、100枚セット) |
100枚×2 |
長期利用可能 |
C-5 |
紙コップ(100枚セット) |
100枚×2 |
長期利用可能 |
C-7 |
ラップ |
1本 |
長期保存可能 |
D.滞在用品(衛生用品) |
|||
D-01 |
ウォーターバッグ(10l) |
2個 |
長期利用可能 |
D-02 |
ウォータータンク(22l) |
2個 |
長期利用可能 |
D-3 |
簡易トイレ(排泄物用凝固剤) |
最低5回×3日×12人 =180回分 |
7年前後 |
D-4 |
簡易トイレ(排泄物袋) |
180枚 |
長期利用可能 |
D-5 |
簡易トイレ(防臭機能付排泄物袋一時保管 袋) |
60枚 |
長期利用可能 |
D-6 |
生理用品(66枚) |
1セット |
長期利用可能 |
D-7 |
タオル(10枚セット) |
10枚セット×2 |
長期利用可能 |
D-9 |
トイレットペーパー |
常備 |
長期利用可能 |
D-10 |
ティッシュ |
常備 |
長期利用可能 |
D-11 |
ウェットティッシュ(360枚セット) |
360枚セット |
3年 |
D-12 |
歯ブラシ(100個、歯磨き粉付き) |
100個 |
3年 |
D-14 |
体拭きシート(30枚セット) |
60枚 |
3年 |
D-15 |
除菌アルコール |
1本 |
3年 |
D-16 |
ドライシャンプー |
1本(在庫あり) |
3年 |
D-17 |
ポリ袋 |
在庫あり |
長期利用可能 |
D-18 |
ラテックス手袋(100枚セット) |
1個 |
長期利用可能 |
まとめ
- 事前に準備していつでも持ち出せるように!
- 中身が使えるかの点検も大事!
- 必要なものを常にアップデート!!
普段当たり前に使えている水道・電気・ガスも災害の規模によってはどうなることかわかりません。
今回幸いにも私の家は無事でしたが後片付け中に家族が怪我をしてしまったり思わぬアクシデントがあると実感したので、少しずつ備えていくことにしました。
災害はないに越したことはありませんが、起こってしまってから対策しても間に合わないので日頃から備えておきましょう。
被災された方が1日でも早く安全に暮らせることを願っています。
ちなみにふるさと納税やヤフーなどから寄付もできますので、ご参考までに。
物資を送ったりむやみにボランティアに行くよりも行政にお金を送る方が喜ばれるようです。
台風15号により被害を受けた他の市町にも復興に向けて支援できます。
市町一覧は下のリンクから。You may also donate to other cities which were impacted by
Typhoon No. 15
by selecting one from the link below.https://t.co/bwcpZNLi92— RYO (@CharaoEnglish) September 11, 2019
https://twitter.com/ChellTraveler/status/1171845197249933314
では、また🌟