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2017ビジネス書大賞

こんばんは🌃

ビジネス書大賞授賞式にお伺いしたチェルです😊

 

 

審査員特別賞 小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの 森健氏


読者賞 やり抜く力GRID

 

 

副賞 LIFE SHIFT

大賞 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ氏




http://biztai.jp/prize.html

《以下走り書き》

森健氏講演

自分自身が驚きながら取材している。

想定したものをその通りに取材しても面白くない。

7割信じて3割疑う姿勢が大切。

想定と狂って行くことを恐れてはいけない。

なぜこの仕事をしているのか→驚きたいから。

 

ご本人が亡くなられていてご家族にどう取材したのか。

取材時に死後9年がすぎていて関係者の心の整理ができているから、話したいという気分。

センシティブなことに対しては待つ。

交渉は一年以上した。書いても出せないこともある。合意やお互いの信頼感が必要。

 

書きたいと思う人、取材したいと思う人はどんな人か?

表裏のある人が面白い。

成功談は書きやすいが、失敗や後悔など

後悔をしている人は執着があるし、後悔をしている人の行動は重いし強い。

 

目線が低いと言われる理由。

人に聞くのが仕事。人に聞いて物申す人が多いが、上も下もどこでもアクセスしたいし、常に大きい魚はいる。踏ん反り返っている人ほどものを知らない。面白くするためにもいろんなことを知りたいし世の中はそういうもの。

 

伝えたいこと。

なぜ彼がそう考えていたのかのベースを書けたのでそれを読んでほしい。

 

小倉さんの時代にヤマトは週休3日をやっているがその後変わった。世の中の先取りをしていた。

教養や嗜み、ロジカルな方。発言が全て名言になりそうな名言ばかり。

 

質問:ビジネス上の生産性、その人のあり方?

宅急便の最初は佐川さんだけれども、やり方を踏襲したが数字やどつやったら持続可能か、成長しやすいかなどを結びつけてパッケージにした。

真似することを合法で持続可能性のあるビジネスに成長させ、現代まで続いていること。そこからオリジナルを作り出す。温故知新。工夫が大事。

 

質問:ご自身で企画をした本ですが、企画を考えるとき本にできるかという基準はありますか?

何人か取材対象を決めて取材して行くうちに作品としてパッケージできるかわかってくる。途中でやめる本もたくさんある。これは届ける意味があると思った。

 

質問:ご家族は本が売れた後の辺がありましたか?

喜ばれている。嘘は全く書いていない。わからないまま取材して取材しながらわかっていったたのでそれをご家族も把握しており、納得、喜ばれている。

 

サピエンス全史『人類の歴史と未来』

48カ国500万部。ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ、オバマ元大統領も絶賛。

上下巻45万部。

 

農業牧畜以前に何があったのか。今の世界にどう反映されているのか的確な着眼点を持っている。

情報空間そのもので経済革命が起きている。

物事をよくしていっているはずなのに階層化する経済サイクル。ホモ・サピエンスになってから今まで大きな流れの中で経済がどうなって行くか。

霊長類がどういう歩みをしているか、テクノロジーがどういう未来を構築して行くか。

 

本のテーマ=虚構

国家、人類、企業

 

虚構の役割とは?

著者のいう虚構=言語。認知革命。見えないものを見えるようにするということは間違いだと思っていて、見えないものをみたい、動物だったら知っているところにとどまり、出来ることをする。

著者いわく、農業も資本主義も詐欺だった。虚構は未来を信じる心を生み出した。

しかし、投資して期待すること、未来にかけることに人々はかけた。

投資にかける衝動が人間の中に生まれてしまった。

儲けても使わずに未来に投資する。

虚構が未来を作り、未来に我々は動かれている。

 

人類の歴史の中で言語はとても面白い。プログラミルグ言語、約束の中で集団としての性質は規制されている。時間軸を見たときの時代における時間が私たちの中で変わってきている。

狩猟採集社会

農耕社会→次の収穫がいつか?→先読みする力。

大航海時代→地球が狭くなっていく

産業社会

情報社会→手のひらの中で世界中の情報、過去の情報が得られる。

目に見えないもっと先が重要に変わってきている。

脳が糖を欲している。2割使っている。

→何かを創造しないと得ない状況になっている。

 

人間は猿やゴリラと同じような祖先。

視覚優位。見えないものを見る。

 

犬→嗅覚がリアリティ

人間→視覚

飛行機や情報などで空間世界を縮めることに成功したが、時間は縮められない。

一生の時間1日の時間、一刻一刻変化している。

人間の身体は無意識に適応できるようにできている。

機械にとっての時間は均質。機械が分析している時間は生物としての時間じゃない。

見えていると思っているもの、視覚の共有。

 

視覚→共有できる

聴覚、嗅覚、味覚、触覚→共有するのは難しい

 

人とテクノロジーのハイブリット化

スマートフォンを手に入れること=脳の拡張化

 

どれくらいの力で何をどうするか、電子二人羽織のようなことができる時代がきてある。

 

例えばプロゴルファーにスイングをしてもらい、IT空間にその動きを残すことができ、次に使った人が力の抜き方などを実感することができるようになっている。人のスキルも共有できる。

人工知能とセットになったロボティクス。

 

情報自体がわからないけれど相手の体に入れるという時代が来るかもしれない。

 

社会というのは昔からバーチャルなもの。

人間の身体感覚まで感じることができるようになる。分析的に考えられていない家族やコミュニティが消滅する。

それに変わるものは「個人」。

個人の欲望、好み、保健、自分の力。

AIの力を借りて自分の個人空間をいかにうめていくか。

 

単独の分野ではできないことができる時代になってきている。

 

どこかでいいものができた瞬間に世界中にインストールされる。一瞬で世界を変えられる。

人間としての時間軸は変わっていないが、テクノロジーの世界はものすごい世界で進化している。

ビジョンをしっかり見据えて向かうのはいいが、どこに向かうかもわからず黙々と進み続けるとなると、学習型のシステムは設計者がどんな動きをするか予想できなくなる。

 

コアの部分を作るのは一握りの人間で、プログラマ時代がなぜそれがいいのかわからなくなっている。コンピュータがどんどん強くなっていく。

 

人間の意思決定→感情、過去の経験、好き嫌い

コンピュータが学ぶと人間はただアルゴリズムだけで動いてるのではないか。

 

99%嫌いだけど1%好きなこともある。人間は矛盾。

 

フラットで均質な世界の中でビジネスをしなければならなくなる。

従来のビジネスとは違ったものを求められる。

ビジネスだけでなく社会の進め方でもある。

 

我々は何をしたいのかわからない。

人間は自律的に物事を考える。

機械やAIを利用して賢く生きる時に、人間は開放的ではない。閉鎖的。

人間は直前に考えていたことを否定したりすることがある。

人間同士の関係が安定していた時=安全、安心

狩猟採集社会から農耕社会になった時に大変化が起こった。

人間は人間より未来を信じるようになった。

 

 

安心できる機械が果たして本当の安心を与えてくれるか、が今後の鍵。

 

自動運転に慣れていないうちは自動運転が時々心配になる時がある。

自動運転は社会のルールに則る。

もし自動運転の安全性が立証されると手動運転のが危険だということになる。

 

個人個人が適合することが求められる。

ダメだといったロボットにダメだというとダメじゃない回答をする。

個人にじわじわと馴染んでいく。

 

一昔前のコンピューター1or0。

今は人間のようなコンピューターにしたい。

人の性質にどんどん近づくことを目標にして学習型のコンピュータが作られている。

テクノロジーが影響を受ける。

倫理観、人間観が影響を受ける。

集団ではなく個が広がっている世界と集団を行ったり来たりする。

 

人間はものと人間を分けて考えていた。

トラックと象が走って来たら象を恐れる。

不確かさを担保に人間と付き合っている。

ものは人間の安全を保障してくれる。

IP細胞、ES細胞、新たなものが体内に入って自分を作る。

人間の生物的存在を脅かす。

人間というのはどんなものか、考えていかないとそちらに属する人間になっていく。

サイバーテクス、人間の機能を拡張させるために取り入れるはずが人間の身体感覚まで及ぶことになる。

 

原則に基づいた学習をしているとそこから先には進めなくなる。

タガが外れている世界→軍事

サーモグラフィで温度があるものを全て撃つ。

 

テクノロジーの世界

情報規制によって中身が変わって来ている。

情報規制がされている国。

出口が違う。

どういう風に共有しながら適切に使っていくかぎ重要。

 

科学技術が発展するほど、どう生きるか、などか大切になってくる。

 

質問:開発の部分が人間から離れている気がする。

欲望とは何か。非常に古い根本的な人間の欲望。

シェアリング。

一人きりでは生きていけない。

我々は大きな不安の中にいる=ビジネス

周りの人がいるから出しぬこう、などと考える。

周りの人を考えなくなるときが人間をやめること。

個人は他者と違うが他者から疎んじられ、他者から認められたり、他者との関わりを作る、

衣食住そのものがシェアという心の奥底にうごめいている欲求から来ている。

ビジネスになるからどんどん先に行っている。

そこを見直して人間性を見つめ直す。

 

具体的な事業として考える必要がある。

 

 

質問:人間が閉鎖的、開放系がどんな定義か?

インターネット誰がとっても同じ情報。

分析すると信頼感が高い情報。

人間自立系。

「この人は美しいと思う」同意→錯覚。自立してない

 

情報を相手取りに共有して生きている。

視覚、錯覚。

実現したのが言葉。言葉はポータル。文字化新聞化。情報化。

言語から来ている。

生物としての閉鎖的な自立系を完全に壊すわけにはいかない。欲望は私たち個人が持っている。

 

情報は開放系。

 

質問:新皮質、旧皮質?

各パソコン、私たち1つ1つを対応させようとしたらIT空間ではどこにスパコンがあるかわからないまま処理されている。

分散され位置は万効率のいいところで計算されているので人間のプロセスとは対応できなくなっている。

新皮質プログラム

旧皮質最初から書き込まれてあるオペレーションシステム

 

自律と随意 意識とは別に眠ってても何でもしてくれる

コンピュータ→カーネル

人間の処理系と重なってるが超えてしまって分散処理をして1つの塊で使えている。

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

久しぶりの脳の使っていない部分をフル稼働させました。とても勉強になりました。最近読書から遠のいていたのでもっと色々読みたいです。世界は知らないことだらけで面白いなぁ。

 

では、また😋