場所や時間にとらわれずに自由に生きたい。
好きなことをして暮らしたい。
そんなふうに思ったことはありませんか?
私はいつも思っています。
6月20日ホグロフス原宿店にてField Voice vol.1四角大輔さんの講演が開催されました。
現在の暮らしやアウトドア、サステナブルと今東京に暮らす私たちがすぐにでもできること、など生き方のヒントになるような講演内容でした。
とても感銘を受けたのでざっくりとシェアします。
この記事はこんなあなたにおすすめです
- 四角大輔さんが好き
- ミニマリストに憧れている
- 場所や条件に依存しないで自由に生きたい
四角大輔「ミニマリズムと”大自然から学んだ7つのこと”
ニュージーランドで自給自足
- ホグロフスとは10年前にリムウェアを愛用しているご縁
- ウェアとミニマリズム
- 初めて文章を書いたのが30歳の時にフライフィッシング。
- それから20年書いているけれどルーツはアウトドア
- 今日はニュージーランドで学んだことをシェアしたい
2018年観測史上最高温度を記録
このままの生活を続けていていいのか?
四角大輔さんとは?
レコード会社で15年平井堅、CHEMISTRY、絢香、Superfly、TUBE、河口恭吾、絢香コブクロを担当
- 2010年ニュージーランド移住(年収10分の1)
- 学生時代からニュージーランド移住を決めていた
- 社会に出るのは無理だけど魚を釣って、畑を耕すのはできる。
- 今年移住10年目
- 自由でい続けるために組織や制度お金や場所から自分を解放
- あらゆるノイズを削り落としミニマルに身軽に生きる
- とにかく荷物は少ない
- 軽くてコンパクト
- 折りたためたらより良い
- 東京にいた時の荷物は全部リサイクルショップや友人に譲って身軽に
- スーツケース2個とバックパック1個と釣具だけになった時に自由を感じた
- 用賀に10年住み、楽だったけれど、今はものが少なく軽くて最小限でコンパクトになった
お金のこと
- 永遠に稼ぎ続けるか
- 生活コストを下げる
- 住…家を作ろうと思ったけど難し買ったので購入
湖畔3LDKの1軒屋が1,000万(1999年)今は10倍 - 衣…古着も好きだったしなんとかなる、下北沢でTシャツ300円で買える
- 食…仕事しながら魚釣れる→結果ノマドになった
依存しない生き方
independent life
心の声にしたがって生きる
頭じゃなくて心の声に従う
Mobile works
講演とアウトドア雑誌のロケは場所に縛られるけれどやりたいからやる
- 執筆
- ナチュラル系のメディアの記事
- オウンドメディア
- オンラインサロン
- 講演
執筆!
ナチュラル系のメディアの記事
オウンドメディア
オンラインサロン
ホグロフスとの出会い
- 10年前
- 軽量なのに雨にも強いジャケットや速乾Tシャツ、ベルトなど長持ちするアイテムと出会う
今もご健在。
L.I.M Less Is More
最小限で最大のパフォーマンスを
ドイツの建築家の言葉
キーワードに惚れ込んだ
人生哲学と一致
発祥105年前
スウェーデンの湖畔
奇しくも四角大輔さんは湖マニア
ホグロフスの発祥はスウェーデンの湖畔に住んでいたビクトル・ホグロフスさんが手作りのバックパックを近所の人に売って回った
アップルも自宅のガレージから
大企業もみんなスタートはガレージから
スウェーデンは世界最高峰のデザイン大国
軽くて機能的なだけじゃなく、デザインもいい
四角大輔さんが普段使うものを選ぶときに大事にしていること
- 軽いか
- 誰も傷つけていないか(途上国で不当労働、小さな子供が働かされていないか)
- デザインが良くないと手を出さない
釣りは幼稚園、登山は小学校からやっていた。
昔から手が長くていじめられていたくらい手が長くて普段は服の袖に手を通すのが大変だけれども、一般的に背が高い人が多く手足の長い北欧で作られたホグロフスは立体裁断でスパッと手が入る。
スウェーデン
- 自然豊かだけど過酷な環境
- シンプル&ミニマル
部品が少ない方が壊れにくい
→必然があってシンプルでミニマル
L.I.Mシリーズは特にUL(Ultra Light)
- 世界有数のサステナブル国家
- ものを選ぶ時、軽くてデザインが良くても環境に対してめちゃくちゃやっている会社を選ぶのはいや
ホグロフスはHPにもあまり書いていないがとてもしっかりやっている
ブルーサインプロダクト(厳しい認証)を取ろうと努力している
- リサイクル
- 動物虐待をしない
- オーガニック野菜は畑を3年くらいチェックされる
- ブルーサインは工場に2年チェックが入る
- 商品のブルーサイン認証が全体65%
- 素材はほぼ100%
- アウトドアブランドでほぼ1位
FAIR WEAR FOUNDATION
- 公平な労働環境認証
- 不法労働、児童労働禁止
ORGANIC COTTON
- ホグロフスは全プロダクトの30%がリサイクル可能
全衣料71%がTake careのタグ
ブランド哲学とぼくの信念
Get Closer to the Nature
「自然に寄り添う」
削ぎ落とすことで見えるもの、感じること
重い荷物を背負うと辛いけれど、身軽になると
- より奥に入れる
- 上を目指せる
- 体の負担の軽減
- 大地への負荷も少ない
- 削ぎ落とすといろんなものが見えるしいろんなものを感じられる
- 身軽になるとパフォーマンスがあがる
- もうちょっと先に行こうという気持ちが湧く
- まさに普段の生活でも同じことが言える
深まる自然とのつながり
どうすればより自然とつながれるんだろう
たいせつなこと.1 太陽のリズム
- 夜明け前にヨガ
- 午前中に仕事
- 午後に体を動かす
- 夏は1-2km泳ぐ、走る、自転車漕ぐ
釣りをする
畑仕事をする
アウトドアはアスリート
最長2週間歩いても筋肉痛にならないけれど畑仕事だけ筋肉痛になる
たいせつなこと.2 植物は神
土さえしっかり作ればあとは何もしなくてもいい
健康な土でしっかり育てると虫もつかない
牛一頭育てるのには大量の土地と肥料、広大な大地が必要だが、植物は酸素も作ってくれる
体が重い時は1日ビーガンになると復活する
ニュージランドの湖のそばに住むとできること
- ニジマスを釣る
- 水は湖の水を飲める
- アトピーの人も治る環境
- 1時間くらいで海に行ける
- 海ではたくさんの魚も釣れる
釣ったらすぐに血抜きをしたら1週間くらい持つ
日本の調理法は背骨と鱗以外は全部使う
日本のおばあちゃんの知恵が最強
発酵保存食がいい
フィッシュベジタリアン、ペスカトリアン
豚・牛などの肉は食べない昔ながらの日本食が健康と長生きにつながる
長生き食は日本食か地中海食と言われている
お肉を食べないと長生きするし若いまま体が保てる
畑、森、湖、海からのいただきもの
都会に暮らすと自然と耳に入ってくるノイズ
- これができないと恥ずかしい
- これが常識
- 絶対
- 当たり前
本当にそれにしたがっていいのだろうか?
偉い人、立派な人に言われて頭では納得しても心が納得しないことはしない
たいせつなこと.3 食べ過ぎは悪
海のトレイラーでは排泄物を自分で処理しなければいけない
通常4日間くらい持つのが2日でいっぱいになる
→食べ過ぎると排泄物が2倍くらいになる
この瞬間7億人の人が飢えている
命を無駄にすること
求めている人がいるのに食べ過ぎてしまうことは果たして良いことなのか?
人類の歴史上で飢えなくなったのはここ200年くらい
人間は飢えには慣れている
お腹空いている時は免疫力や抵抗力が上がる
成人病はみんな食べ過ぎだからではないか
食べ過ぎると排泄物の量が多くなる
→環境負荷を与える
夜は電気をつけない
- キャンドル
- 満月
- 星空
たいせつなこと.4 体の営みにあらがわない
- 集中力15時以降は午前中の半分以下
- 夜はさらに低下する
- 早寝早起き
- 自由度が高まる
- めんどくさい、しんどい気持ちがなくなる
最近の四角大輔さんの生活
- 8ヶ月はニュージーランド
- 3ヶ月旅
- 1ヶ月その他の仕事
冒険生活
- 大自然は日本とニュージーランドだけだけどまだまだ行きつくしていない
- 絶景は自然の中が一番ある
- バックパックは機内持ち込みのみ
荷物選びの極意
- ルーツは登山
- 軽くて折りたためてコンパクトで頑丈なもの
- 厳選に厳選を重ねて必要なものだけにする
同時にパッキングと収納も大事
食べ過ぎも悪だけど買いすぎも悪
ニュージランドの太古の原生林
歩くのに3日かかる森
- 原始林は共生していた
- 寄生がない究極の状態
奪い合うと共倒れするが
与え合うとともに生きられる
みんなそれぞれ重要な役割を持って生きている
「これは直した方がいい」と言われて欠点を直すよりいいところを伸ばした方がいい
「俺はこう」、「私はこう」
それぞれ本来の美しい形があってパズルのピースのようになるはず
それが共生
生き物はここに行き着く
たいせつなこと.5 大自然には一切の矛盾がない
- 人間社会は矛盾が多くて好きになれなかったけれど今は好きになれた
- 自然の中には矛盾がない
- 山二つ超えた先にイワナがいると思うと歩ける
都市空間にいると人間が一番高等と思いがちだが、
たいせつなこと.6 野生の生き物は人間より偉大
生存確率2〜3000倍の世界で生きている野生の生き物たちは精悍な顔つきをしている
魚を釣ったら、命をいただく儀式としてその場で心臓を生でいただくことにしている
たいせつなこと.7 ぼくらは大自然に大きく依存している
「依存しない生き方」とはいうものの
地球環境には依存せざるを得ない
自然環境に依存しないと生きていけない
- 都会にいるとわかりづらい
- キャンピングカーの排泄物には微生物を入れているので臭くない
- 森の家はバイオタンクで微生物が無害にして森に流す
- シャンプーやボディソープを使わない
- 日本の下水システムは世界トップ
- 綺麗に浄化されて、地中や森に戻している
- 超高度の下水処理をしても飲み水までは戻せない
- パッケージに入っていても全ては命
- 健全な地球がないと生きていけない
L.I.M
Less Is More
- 少ないことはより豊かなこと
- 足るを知る
- これ以上なくてもいいじゃない
- もう十分じゃない
- 温暖化による異常気象
- 2次的なものが危険
- 2035年以降人類は住めなくなるかもしれない
- 日本は楽で便利だけど過剰なところがあるのではないか?
- 先進国はどこかで一線を引かなくてはいけない
- 本田直之さんなども好きな言葉 Less is More
- 自分にとってミニマムってなんなんだろう
- 荷物増やし過ぎたかもと思ったら
- Lifestyle Shift
- 自分にとって気持ちのいい生き方
- 心地のいい生き方はなんなんだろう
- 本当に心の奥底からやりたいことなのか、思い出して欲しい
ちょっとだけシフトする
サステナブル、エシカルなものを買うこと=投票
- 安くても児童労働をしているブランドの商品を買わなくなったら作らなくなる
- 今週はミートフリーウィーク
- 1食だけビーガンになってみるのも良いのではないか
ミニマリスト四角大輔さん厳選アイテム「パッキング術はとにかくコンパクトに」
小さなバックパックに大量に入っています。
これらが全部小さなバックパックに入っていて驚愕でした。
Q&A
水筒はどこのですか?
チタン製の水筒で軽い最軽量
アマゾンで購入したKeith
語れないものを持ちたくない
2週間くらい夫婦でニュージランドに行きたいけど絶対行った方がいいところは?
- 渾身のガイドブックに全部書いてあるのでおすすめ
- ガイドブックは渡航者の数に比例するからニュージーランドは母数がないから出版社では作れず、クラウドファウンディングをして作った
- ニュージーランド通の精鋭たちと作った渾身の一冊
- 一冊には入れきれないほどの情報量だったので本当におすすめだけが載っている
- フィヨルドランドエリアの森がおすすめ
- 一番南の端
- 人生が変わる国
- 「もうこれくらいでいいんじゃない?」ってことを知っている国
日本で絶景だったところ
- 糸島…ビーチがある
- 徳島…とにかく魚が美味しい、海が綺麗
冒険の仕事は山岳フォトグラファーの人 - 屋久島…港の反対側も森、海も綺麗
森が健全だと海が綺麗
ライフスタイルシフト…やるべきこと
都会に住んでいる人へのおすすめ
日々買い物するアクションで世の中変えられる
- 生産者がわかるファーマーズマーケットなどを使う
- コップ一杯で水を貯めて歯を磨く
ものを厳選されてらっしゃいますが、もつ数は決めているのか、それともどんどんアップデートしていますか?
- 余計なものを最小にして大好きなものに全力を尽くす
- 例えば最小限の持ち物にしているけど釣竿はたくさん持っている
- カメラ好きの学生やパリ好きのインターンはそこにお金を費やすためにいつも同じ服を着ていたり、安い航空券を探したり
- 本当に大事なものにお金をかける
選択
まとめ
四角大輔さんのお話は初めて伺いましたが、今私が考えている理想の生活をまさに体現されている方だと思いました。
- 自分の心に正直に生きる
- 最小限のもので最高のパフォーマンスを得るミニマルな生活
- 好きなことに集中する
- 地球や環境に配慮する
- 無駄をなくす
最後に本を購入したらサインを入れていただけたのですが、
特に何も言ってないのに
Live Your Life「自分の人生を生きろ」
と書いてくださり驚きました😳
何を隠そう、このブログのタイトルで、
まさに自分の人生を生きたくてこのブログをはじめたのです!
まずは断捨離を頑張ります。
捨てるのが嫌なのでなるべく人に譲ったりリサイクル業者を利用します!
日帰りの登山だけでなく本格的な登山もやってみたくなりました。
では、また🌟
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