絶賛開催中のヨシダナギ展覧会に伴い2019年5月11日13時30分より、ヨシダナギトークショー＠西武渋谷店B館8階イベントスペースで開催されました。
ちなみに好評につき急遽5月12日もサイン会を開催予定です。
今回のトークショーはヨシダナギさんのマネージャー、プロデューサーさんのキミノさんとの対談形式でした。
キミノさんを吹き出しでお送りします。
トークショーを聴きながら打っていたのでちょっとわかりづらいところもありそうですが少しずつ修正します。
この記事はこんなあなたにおすすめ
- トークショーに行きたかったけど行けなかった
- ヨシダナギさんってどんな人なんだろう
- アフリカや民族について知りたい！
目次
ヨシダナギトークショー|THE AMAZING WORLD OF NAGI YOSHIDA
大体悪いです。
家にいます。人に会いたくない。
アフリカでいろんな虫に噛まれて毒素みたいなのが10年分くらい溜まっているみたいで体の不調につながっている
最初に行ったアフリカはエチオピア
2年前からアマゾン
アイヌ
ポリネシア諸島
コストパフォーマンスが悪い写真家
300万で3枚
1階の渡航で1枚、2枚撮れればよかったけれど最近は5枚撮れるようになった
今回展示のボロロ族は沢山撮れた
ピントが合っているようで合わない
写真はそんなに好きじゃない
写真家になって4年目だけど写真の良し悪し、カメラもよくわからないし
質問されても役に立たない
新作のボロロ族（黄色い鼻）
西アフリカ
185cm以上の長身
黄色いメイク、赤いメイク
黄色は美男子コンテストの予選用
赤色は本戦の時
いいや、みんな本戦でれる
お色直しして本戦みたいな感じ
顔立ちの美しさ、白い白目、ましっろな歯と歯並び
ローテンションな歌がずっと続く
手が上に来た時にだけ目と歯をひん剥ける
1週間メイク違い衣装違いでずっとやり続ける
作品の９割くらいを逆光で撮影している
初めてアフリカに興味を持ったのはたまたま５歳の時にテレビで見たマサイ族
仮面ライダーのような、存在
HERO
アフリカの人はジャーナリズム的に撮られることが多くてかっこいいヒーロー像を撮られることが少ない
ヒーローやセーラームーンなど、決めポーズの後ろには必ず光がある
逆光で撮る
実際の写真はすごい暗い
ヨシダナギトークショー|THE AMAZING WORLD OF NAGI YOSHIDA 3STEPで完成！これであなたもヨシダナギになれる！？
- カメラのRowデータ
- アドビ ライトルーム
- 初期設定のカーソルを真ん中にあるのを全部右に置くとこうなる
たまに左にふり切る
簡単３ステップ
ないよ
独学だし、カメラはみんなモテるから誰でも好きに撮ればいい
その人がこだわればいい
もっと自由
前に蜷川実花さんにお話を聞いた時もカメラにこだわらずにとにかく取ればいいとおっしゃってました。
すごい頼んでやってもらう
（ナギさんが）ポーズをやって見せてやってもらう
かめはめ波のポーズやセクシーポーズ、フュージョンのポーズなど
アフリカ人はやるのは難しい
体が硬い
模写する機会が少ないのか体現するのが苦手そう
耳はすごくいい
日本語も完コピする
英語喋れないし日本語のが通じるから日本語を喋ると通じる「ちょっとあっち」とか
ポージングはその人にしかできないこともある
関節の硬さなど
ボロロ族の一人は何を言ってもやってくれたけれど他の子はやろうとしてもできなかったり
撮影の時間は朝の1時間と夕方の1時間
それ以外の時間はロケハンしている
起きている時間の半分はロケハン
絶景が撮れる場所は沢山あるけれど朝日夕日の方向との兼ね合い、
モデルさんとの足し算引き算
絶景すぎてもモデルさんと喧嘩してしまう
ガイドさんは絶景を紹介してくれるけれど露れないことが多い
焼却炉の真横が絶景スポットになりうる
ゲレウォール（男性の美男子コンテスト）
9月から10月のどこか1週間に行く
ヨシダナギトークショー|THE AMAZING WORLD OF NAGI YOSHIDA インドの師匠サドゥのお話
Sadhu（サドゥ）とは？
少数民族ではなくヒンドゥー教のヨガの修行者
ストイックなお坊さん
手塚治虫のブッタの最初の方に出ている人
2004年に頭をサドゥーがふとよぎった
もともと知っていたけれどインターネットで調べた
面白いことが書いてあった
インドネパールに400万～500万人いる
死んだ人という扱いで戸籍がないけれど数が把握されているのはなんで？
現状の世界の人口に含まれていない？
すごい誤差が出ている？
サドゥに人口がどうなっているのか本人に聞いてみようと思った
どうせ会うならフォトジェニックな人を撮りたい
いろんな宗派がある
- ナガサドゥ
上半身裸でフンドシもしくは全裸
髪と髭は切らない
灰を体に塗ることを好む
新米サドゥ、中堅サドゥ、大御所サドゥ、商業サドゥ
本当のサドゥは欲を捨てているはずなのに観光客からお金をもらう
どうせ俗世まみれだろうと思っていたら本物がいた
伝説のサドゥとの出会い
ラムさん身長180cm以上あるのにつま先以上のトレッド、３本に分かれている髭
毎日ガンジス川の横でサドゥウォッチングをしていて見つけた
ラムさんはお弟子さんと来ていた
ラムさんおっかけて「カメラ、カメラ、カメラ、カメラ」と叫んだ
取り巻きの人は怒ってなんか怒ってたけどラムさんはヒンドゥー語で「どこで撮りたいの？」的なことを言って来た気がした。
日本語で「あっちで撮りたいの」って言ったら手を引いてそっちに言ってくれて無事撮影できた。
ラムさんと手を繋いで取り巻きのところに戻ったらガイドさんが「今すぐ手を離しなさい」と言われた。
取り巻きがざわついてやってしまった感があった。
ナガサドゥの中で1番くらいが高い人だった。
84歳でサドゥ歴80年
貧しい家に生まれてサドゥ寺に預けられて上り詰めた
観光客含めて映画、写真には映らないで来た
初めてカメラに映った。
なんであんな小娘が写真を撮って触れるんだ、とざわつく
１日1食でベジタリアン
りんごが地に落ちた時しか食べない
その生を全うしたものしか食べない
ストイック
一緒にいるだけで清らかな空気
長い髪をネックレスのように撮りたくて目をつぶってもらいたくてつぶってもらうように手で目をつぶらせた
サドゥの方は別れ際に頭に手をかざして「神のご加護を」と言ってくれる
初めてシャキンとした
365日中360日不調なのにすっきりした
ポストカード販売中
戸籍の話は本物すぎて聞けなかった
それ以上この人の時間を奪ってはいけないと言われた
師匠との出会い
もうちょっと親近感がある人にターゲット変更
サドゥウォッチングをよくない顔で見て来た
シバラージュ・ギリさん
胡散臭さもあるけど何か感じる「師匠」
サドゥは神様に近い人
お布施をする
彼らから物をもらってはいけないという暗黙のルールがある
歩いているといろんなサドゥがビスケットとチャイをくれる
ギリさんはいつもにらんでいた
きっとナギがタブーを犯しているからだとガイドさん
ある日彼に手招きされたので謝ったら
「何やってんだ（怒）」
「どうやったらサドゥから物をもらえるのか？」
と問いただされた
「サドゥが好きで知りたかったんです」
「俺の弟子にならないか」
ギリ一家
ナンダ・ギリ（牛の神様・山一家）
弟子の分担、役割がある
真っ裸でガンジス川で水浴びをした後に綺麗な褌を渡す係
ヒンドゥー教の話と世界平和の話を毎日10日間
どんな苦行されているのかも聞いていいのかもわからなくて聞くタイミングがない
師匠一緒にいても苦行しない
喋れるけど喋るのをやめて筆談
師匠は1日1食じゃない
抜けるにしてもご機嫌のいいところで抜けないと
「どんな苦行をしているんですか？」
「よくぞ聞いてくれた。俺はちんちん鍛えてるんだよ」
「そういう意味ですか？」
「1本で十人乗りのトラックを引けるんだ」
「見せてください」
「残念だな、今トラックないんだ」
「師匠は嘘をつくんですね、残念です」
「（師匠はカッとなって）だったらお前を乗せてやる」
細いそば打ち棒
伸ばせるところまで伸ばす
先の方から棒をまく
またいで後ろに棒を持っていく
その棒の上に二人乗る
両手で支えているのは棒を平行にするためだけだから手の力ではないとのこと
ヨガの一種で男性にしかできないちゃんとしたヨガらしい
解く時大変そう
ヨシダナギトークショー|THE AMAZING WORLD OF NAGI YOSHIDA質問コーナー
ここからは会場のQRコードで匿名で募集した質問に答えるコーナーです。
染物、自然そめ、色々あるが、衣類でかぶれたことはない
変な虫がくっついていて病院行きになったことがある
やだ
知らない人と一緒にいるのやだ
教えたのに離れるのは嫌だけど長く囲うのはエゴだから嫌
6時間から10時間くらい？普通くらい
無
カメラマンさんが細かく指示をしてくれればいいと思うことはある
なぜこの欠点を撮るんだろうと思ってしまったこともあった
自分が撮るときはミリ単位で細かく指示をして一番いい表情を撮ろうとする
キミノさん：たまにカメラマンのエゴで構図が良くて表情が良くないものを出すカメラマンもいるけどヨシダさんはボケていても表情がいいのを出す
ちょっと前は砂糖パスタ（砂糖＝高級、パスタ＝高級）
※書籍参照
最近はアマゾンの亀の丸焼き？と亀のピザ（タロイモに亀の内臓で発酵している酸っぱい）
嫌だ
みんなかっこいいと思うけれど恋愛対象ではなくハリウッドスターとプロデューサーや監督のイメージ。
常に一緒にいるから悪いところもたくさん見るし
かっこいいところを仕事として紹介したい
ダメなところも魅力的だけど恋愛対象ではない
日本人だと蝶野正洋さんが中学生の時から好き
フォルムがいい
1ヶ月で20万円。
7～10年前イラストレーターやってたときに全部つぎ込んでた
ゲームは無料でも課金できる人は課金しないとだめ
会社がアップデートできなくてクリエイターは死んじゃうから面白いゲームが死んじゃう
遊んでなくても課金だけする
1万２千円は高いという言葉
理由は渡航費が物理的に高い
アフリカ渡航で安くて200万
ガゾリン代、ガイド、撮影許可費、モデル謝礼、現地の団体、キャラバンを組まないといけない、食事、コックさん、通訳、人件費
アマゾンが一番高くて600万
最近はテレビやメディアで生かしてもらう
写真集は12部族、単純計算で1,200万くらいかかっている
紙代
特に取り返そうと思って金額設定しているわけではない
写真集もこだわらなければ小さいサイズや雑誌くらいなら千円くらいで出せるけれど正直何年カメラマンをやっていけるかわからないので40歳までできるか毎年体にアレルギー反応のようなガタがきている。
今の私が彼らにできることはなんだろう。
遠く離れて今も現存している民族を紹介する、彼らは凛々しく生きていることをこの先何年後まで伝えていきたい。
思い入れを持って見てもらいたい。
大きいサイズで彼らが一番映えるサイズ。
日本では作品集があまり売れないのでA4くらいを出版社が望んでいたが、最終的に大判作品集を作ってくれた。
大手じゃなくて三人でやっている明石の1年目の出版社。
いいものを作れば必ず届くからやってみよう。
8K印刷。
髪の印刷としては立体感がある。
クリスタル加工で写真を出しているがそれ以上のクオリティ。
表紙も立派にする。
手触り、触るとちょっとベルベット調の本革のような質感の液体をタイとインドから取り寄せて作成。
大半のものが横位置なので本になると真ん中に線が入ってしまうけれど顔が歪んでしまうのが良くない。
京都に一人だけ綺麗に180度開く技術のおじいちゃんに手仕事でやっていただいている。
高いのはおじいちゃんのせい！
その方がいなくなるともういなくなる。
ある種の少数民族。
メディアに出て調子をこいているわけではない。
＃仕上げはおじいちゃん
今日明日で最後なので追加のサイン会が配られる。
18時以降21時までなら可能
あと40点くらいあるが贅沢に使ってしまったのでまた次回もよろしくお願いします。
まとめ
ナギさんの番組を見たり、本を読んだり、展覧会に行ったり直接お話させていただいたこともありましたがトークショーは初めてだったのでとても貴重なお話をたくさん伺えてたのしかったです！
そして優しい！！
未公開の40点の写真も楽しみだし今後のご活躍も楽しみです。
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では、また⭐️
